株式会社ラディア

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全員参加型経営を定着させるためには

PDCAサイクルがポイント


全員参加型の経営を定着させたいけど、なかなか定着せず頭を抱えている経営者もいるのではないでしょうか。
全員参加型経営を定着させるためには、PDCAサイクルがポイントになります。
PDCAとは、plan、do、check、actionの順番で進めていく取り組み方です。
actionの後は再びplanに戻って、繰り返していきます。
planは計画を立てますが、全員参加型経営は目指すべき姿を社内全体で作り上げていくことが大切です。
そのため、トップが従業員に一方的に計画を押し付けるのではなく、計画を立てる段階から全社員に参加してもらう必要があります。
一人一人がしっかり考えて作った計画は、上司から言われたことをやらされているという感じがなく、自分のことだと持って自発的に努力をするようになるでしょう。
しかし、事業計画など全社員では考えることのできない場合もあるでしょう。
その時は、経営陣が素案を検討して、出来るだけ早く従業員に公表してください。
社員個々の計画を立てる場合にはノルマを押し付けるのではなく、会社にどのような貢献をしていくのか自分で目標を設定してもらうことがポイントです。

社内全体で取り組むことが大切


planの次はdoですが、これは計画を実行していく段階です。
会社全体を強くしていくためには、一人一人に与えられた業務、役割を正しく認識した上で、自己責任で全うすることが前提となるため、能力が足りずに自己責任を果たせない従業員がいる場合には自分自身でスキルや能力を磨き上げてもらう必要があります。
それができないのであれば、全員参加型に加わる資格がないのかもしれません。
実行後はcheckです。
個々の役割をしっかり遂行できたのかを全社的に確認します。
これも、特定の人が確認をするのではなく全員で評価を行うのがポイントです。
未達成の社員がいれば、全員で原因を分析してください。
最後はactionです。
原因を分析し、改善していく段階になります。
planと同じ手順で、全体で議論し、合意形成を行いながら進めていきましょう。
また、全員参加型の仕組みについても改善して、定着させていくことが大切です。