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経営が知っておきたい新入社員の教育とは

時代の変化


企業に入りたての新入社員は、慣れていないことや業務の取り組み方などわからないことが多いですが、経営側としてはすぐに即戦力となって現場で活躍してもらいたいと望むものです。
これまで、業務をこなす上で必要なことは先輩の取り組み方を見て学ぶという風潮がありました。
しかし、最近ではその風潮が薄れつつあり、しっかり説明をしなければ動かない人や指示がなければ取り組まない人が増えてきています。
また、ゆとり教育を受けてきた世代はゆとり世代と言われていましたが、その後の世代ではさとり世代と言われており、大きな特徴として欲がないことが挙げられます。
例えば、結婚したいと思わない、最低限の生活ができればお金はそれほど必要ない、人間関係においてもコミュニティを広げたがらないなど安定を望む世代なのです。
職場でゆとり世代やさとり世代の割合が増えつつあり、社内の雰囲気が変わってきたという企業もあるでしょう。
若者の仕事に対する姿勢や価値観が変わってくると、経営側も新入社員の教育方法を変えていかなければなりません。

育て方のポイント


経営側が新入社員を教育する際のポイントは時代に合わせた方法を用いることです。
先輩たちがやってきたことだから若者も同じことをやるべき、などと押し付けると即戦力となる人材に成長するどころか逆効果になります。
教育する側もされる側も、お互いに不快な思いをしないためにも対応方法に注意してください。
言わなくても自分で考えてやってほしいと思うことがあるかもしれませんが、一手間かけてでも丁寧に指導、説明をした方が後から苦労することがなくなります。
なぜなら、若者は怠けているわけではなく、具体的で明確に指示をするとその通りに仕事をする傾向にあるからです。
また、褒めることを意識することも大切なポイントです。
怒られたり注意されると負けん気になって食らいつきながら頑張る人もいますが、逆にモチベーションが下がったり萎縮して本来発揮できるはずの力が出せずに空回りしてしまう人も少なくありません。
うまくできるのは当たり前とは思わずに、褒めてモチベーションを高めていくことを意識してください。