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人事の仕事を可視化するには

見えていないと問題の発見に遅れる


人事は意外にも現場を見えていないことが多いです。
企業全体でも可視化を意識することは、とても大切です。
なぜなら、問題が起きても、すぐに発見することができるため早急に解決できるからです。
また、常に把握できる環境を作っておくと問題が発生しにくくなります。
組織内の体質改善、業務改善のために可視化を意識してみてはいかがでしょうか。
しかし、意識するだけでは見えているつもりになっていることも少なくありません。
特に、現場の状況を把握できているようで、できていないことが多いです。
気がつかないところで無駄なコストがかかっていたり、部下の不満などが上がっていたりする可能性があります。
うまく可視化が行えている企業もあるため、どのような取り組み方が正しいのか知っておくことが大切です。

大切なこととは


最も大切なことは、トップダウンではなく現場を主体にすることです。
現場の問題が見えるようになっても、実際に現場にいる人がそれを解決しようとする意識がなければ状況は変わりません。
これは、見えていないのと同じ状況であるため、可視化はあくまでも手段とした上で、問題を解決する従業員が自ら動き出す仕組みを作り上げることが大切です。
また、人事は従業員のデータから人件費やその水準、構造、制度の運用状況などといった部分も可視化する必要があります。
常に状態を把握していると、経営層にも正しい状況を共有することが可能です。
経営層は意思決定にスピード感が求められるため、状況を共有する人事にもスピード感がない場合には経営層の判断に影響します。
また、スピード感だけでなく適切な判断が求められるため、人事の可視化に着手して人事計画検討をスムーズに進め、的確な施策を実施することが大切です。
また、可視化すると膨大な情報が入ってきます。
その情報を一元管理しなければ、適切な判断ができません。
エクセルで管理するケースも多いですが、それぞれの情報が関連付けされていないことも多く、効率が悪いです。
一元管理するためのシステムを導入して、どこでも活用、更新ができるように仕組みから変えるというのも一つの方法です。
どの部分が見えていないのか、見えた状況をどのように管理していくのかなど、課題を見つけて改善してみてはいかがでしょうか。