新卒や中途採用を行う際に、オフィスで求職者と面談を行うケースが多いのではないでしょうか。
しかし、採用活動はその方法だけではありません。
最近ではWEB面談を導入する企業が増えてきています。
これから採用活動の準備を進めていこうと思っている人事はWEB面談のメリットを知った上で導入を検討してみてください。
導入すると得られるメリットの一つは、パソコンやタブレットなどの機器があり、ネット環境が整っていれば、どこでも行えるといった点です。
どこでも行えるため遠方の求職者も採用することができます。
もう一つのメリットは、すぐに社内共有できる点です。
WEB面談を行っている動画やライブ面接を録画したものをメールで送るなど、人事担当者内で共有しやすくなります。
自分が担当した求職者との面接内容をシートに記載し、配布して共有すると時間がかかります。
しかし、メール一つで会話内容や雰囲気などを伝えることが可能であるため、テキストではわかりにくいこともストレートに伝えられるはずです。
選考もスピーディーに進み、応募者の辞退を回避することにもつながるでしょう。

WEB面談は便利なものですが、導入するに当たって気をつけなければならないことがあります。
それは、応募者の本質をしっかり人事が見抜けるかどうかです。
動画を通して質問をするため、話し方などから、その人の本質を見抜いていかなければなりません。
履歴書やエントリーシートよりも人格的な部分を見ることができるように、質問内容も工夫しましょう。
また、聞き間違いが起きないように注意する必要もあります。
コミュニケーションエラーが頻繁に起きると、聞き出したいことをスムーズに聞けないことや、話し方の特徴などを見逃す可能性があります。
システム上のエラーもお互いにストレスになるため、最終チェックは必ずしてください。
さらに、情報漏洩のリスクを軽減させるために、フリーソフトではなく専用のツールを活用しましょう。
情報漏洩が起きると企業としての信頼を失うことになるため要注意です。