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ホラクラシー型組織を取り入れた経営とは

注目されている新しい組織


ホラクラシー型組織という言葉を聞いたことがある経営者もいるのではないでしょうか。
これは、管理をしない経営のことです。
役職や階級がなく、従業員同士がフラットな関係性を持った組織で、新しいカタチの経営として注目を集めています。
従来の経営は管理職があり、従業員をまとめたマネジメントをする役職があるのが当たり前になっているため、それがなくなると本当に機能するのかと思うでしょう。
実際に取り入れている会社では、仕事はプロジェクトごとにチームを組んで進めますが、そのチームのリーダーはただの役割があるだけで、それぞれのプロジェクトの内容によって誰が進行役を務めるのかなどをチーム内で決めているようです。
立候補の上、社長が指名を行うため得意分野の人に指定するのではなく、時と場合によって役割が変動していきます。

成果にコミットができるようになる


通常、会社には長期的な目標が設定されており、それ考えるのが社長です。
しかし、ホラクラシー型組織を取り入れている会社では、社長もただの役割でしかなく、プロジェクトのメンバーの一人としてその時々で立場を変えます。
それぞれの取り入れ方は異なりますが、管理をしない経営をすることで意欲のある人が無駄なストレスを抱えることなく、熱中して働くことができます。
役職があると言い訳をしたり、会社の悪口を言ったりとネガティブな発言が起きてしまいますが、そういったことがなくなるのです。
出世や役職、ポジションのような枠組みがあるだけで、出世争い、社内派閥も生まれるでしょう。
社内の空気も悪くなり、社員自身も組織自体も成長しにくくなります。
そのため、ホラクラシー型組織は成果だけにコミットができるようにするための一つの方法なのです。
評価は組織への貢献度を重視して行い、その評価に応じて全体の給与分の予算を分配していきます。
売り上げや成約の数だけではないため、バックオフィスの人もしっかりと評価される仕組みです。
取り入れたからといって簡単に成功するわけではありませんが、コミュニケーション作りをしたり、採用時には意識のすり合わせをすることが大切です。