人事に求められるスキルとは、どのようなものなのか、考えたことがある人も多いのではないでしょうか。
人事の業務は新卒、中途採用や社員の研修、教育、労務管理、人事戦略、海外人事など様々ですが、それぞれで求められるスキルと共通して求められるスキルがあります。
多くの業務で求められるのはコミュニケーション能力です。
企業は人で成り立っており、その人を相手にするのは人事のお仕事です。
人と話したり聞いたりするコミュニケーションは、当たり前に行っているかもしれませんが、意識して社員とコミュニケーションをとっていく必要があります。
また、プレゼン力も求められます。
例えば、採用面や社員の教育、研修です。
新卒、中途採用では会社の魅力をプレゼンし、社員教育、研修でもプレゼン力がなければ、心に響きません。
ただ話をして終わっているだけだと時間とお金の無駄になるため、決められた時間内で効果的に、魅力的に話す力が必要です。
また、採用面だけで言うと情報感度、教育研修面だけで言うと企画や戦略立案力も求められます。

労務管理では専門知識の高さが求められます。
なぜなら、放置流による手続きが決まっているからです。
それ以外にも、社内の人脈であったり、事務処理能力やトラブル処理能力も欠かせません。
人事戦略でも企画、戦略立案力が求められますが、経営感覚も必要です。
なぜなら、経営者の言うことの本質を見極めて、従業員に伝えなければならないからです。
経営感覚がなければ、経営者が伝えたいことがわからなかったりと、コミュニケーション部分でエラーが起きます。
海外人事では、コミュニケーション能力は当たり前のことのように必要ですが、異文化理解力も求められます。
日本では一般的なことでも海外では少し文化が異なるだけで伝わらないこともあるからです。
このように、人事には必要なスキルがあります。
自分に足りていない力はないか、もう一度考えてみてはいかがでしょうか。
なかなかうまくいかない業務がある場合は、必要な能力が足りていないのかもしれません。