株式会社ラディア

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キャッシュフローで経営状況を見極めるには

問題を洗い出すために


経営状況を見極める一つの方法にキャッシュフローがあります。
経営者は企業を存続させるために把握しているはずですが、ただ確認して終わりにするだけでは、問題は解決せずに状況が悪くなっていく一方です。
課題を洗い出すために把握することを意識すると改善方法も見えてくるでしょう。
しかし、どのように見極めるべきかわからない人もいるのではないでしょうか。
まずは3つの種類を知っておく必要があります。
一つは純利益に関係する営業キャッシュフロー、二つ目は設備投資に関わる投資キャッシュフロー、三つ目は融資に関係する財務キャッシュフローです。
この中でも経営状況を見極めることができるのは営業と財務です。
これらは手元にあるお金に関係するものであり、そのお金は会社の運営に重要なものになります。
手元になければ仕入れができない、社員のお給料を支払えないなど、トラブルが発生するため、どれくらいの資金が手元にあるのか確認してください。
売り上げは順調に上がっているのにもかかわらず、手元に残る資金が増えていないのであれば、解決しなければならない課題だと認識しましょう。
粗利率を下げる原因を特定して改善していくことが大切です。

借り換えも一つの方法


財務関連については予想以上に出金が多いケースがありますが、これは融資の利率が高すぎるのが要因です。
精査すると課題が見えてくるでしょう。
公的融資など利率の低いところに変えると改善されるかもしれません。
補助金も活用することをお勧めします。
これは融資と異なり、返済する必要がないため資金繰りが悪化する心配もありません。
融資の返済が難しいと判断したら、無理のない計画に変更をお願いすることも大切です。
計画の変更が困難であれば金融機関を変えることも検討してみてください。
このように、ただ数字を把握するだけでなく、なぜ手元の資金が増えないのか、融資の返済は無理がないか、利率は高すぎていないかなどを確認すると様々な原因、それを解決する方法が見えてきます。
会社を守っていくために、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。