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経営計画を実施するために必要なこと

計画通りに進まないことも多い


どの企業も経営計画を立てるでしょう。
しかし、その通りに実行されることは少ないです。
なかなかうまくいかないものですが、全く実施できないとなれば経営計画を立てた意味がなくなります。
無駄にならないように実施するためにも、必要なことについて知っておくことが大切です。
一つは、マネジメントシステムの確立です。
通常、経営計画は年度や半期ごとに考えることが多く、企業の大きな方針が決められています。
重要になる方針を決めたのにもかかわらず、実施されない要因は細かい部分までは決められていないからです。
タイミングや誰が何をするかといった部分が欠けていると、実行することはできません。
そうならないように、部門ごとや個別、期間など細かく分けてブレイクダウンすることが大切です。
そうすることで、大きな目的を達成するために、どのような目標を立てていけばいいのかという部分が明確になり、達成状況も把握しやすくなります。
出来るだけ数値化し、社内での認識の差を埋めていきましょう。

従業員のモチベーションも重要


数値化するだけでは従業員の士気が上がらないことも少なくありません。
そこで有効な策としては、成果主義賃金制度を設けて目的達成とリンクさせるという方法があります。
部署ごと、個人ごとに設けて達成できたところには賃金で成果を反映させるのです。
そうすることで従業員のやる気も上がるでしょう。
しかし、注意しなければならないことがあります。
それは、設定した目標が従業員もしっかり納得しているかどうかです。
経営陣は納得していても従業員が納得していなければ、不満が出ることやモチベーションが上がらないため、注意しなければなりません。
二つ目はリーダーシップとロジック的な判断です。
リーダーが社員に対して、なぜそれが必要なのかを説明し、理解してもらうことで士気が上がり、出資や融資を仰ぐための手段となります。
三つ目は、従業員と経営の距離を近くすることです。
会社のトップが直接経営計画を達成する必要性や、そのために個人が果たす役割を説明することで距離を縮めることができます。