新型コロナの影響を受け、経営難に陥ってしまった企業も多いでしょう。
予期せぬ事態であるため、対応しきれないこともありますが今後もいつ新型コロナのように影響力の大きい問題が発生するかはわかりません。
しっかりと対応し、経営が続けられるように対策をしていく必要があります。
また、新型コロナもいつ終息するかはわからないため、まずは今の状況を生き抜くための対策をしていくことが大切です。
経営者が今すぐやる必要のある対策の1つは、休業するのか、廃業という決断をするのか、継続するのかの選択をすることです。
今後、企業がどうしていきたいのかを決めなければなりません。
事業を継続させることができるのが一番ですが、続けることが全てではないのです。
無理に継続するよりも、廃業して資産を処分すると取引先に迷惑をかけることがなかったり、借入金も残らないようであれば、被害が膨れ上がる前に撤退し、再び新事業をできる機会を掴むという方法もあります。
周りの空気に流されないように、自社や自身が置かれている状況を冷静に把握して決断することが大切です。

2つめは倒産を回避するために必要な資金を把握することです。
手元に資金がなければ資金繰りが悪化し、企業の存続が危うくなります。
逆に赤字であっても手元にお金があれば倒産しません。
もちろん、赤字が悪化して資金調達ができなくなると倒産しますが、出来るだけ早い段階でどのようにお金を集めてくるのかを考える必要があります。
3つ目は最大限、借入をすることです。
借りれるだけ借りると返済が難しくなるため、避けたいものですが資金調達ができなければ返済する以前に会社が倒産してしまいます。
現在は新型コロナウイルス感染症特別貸付などがあり、3年間実質無利子、無担保で貸し出してくれるため、検討してみてください。
他にも給付猶予制度を活用するといった方法があります。
当分の間は新型コロナと共存していくことになります。
先が見えないという不安はありますが、利用できる制度を上手に活用し、しっかりと対策をして生き抜きましょう。