中途採用の人事担当者は様々な課題を抱えており、なかなか解決ができずに悩んでいるという人も多いのではないでしょうか。
約4割の企業が中途採用について悩んでいます。
中途採用は新卒とは異なり、即戦力となる人材を確保するために行うため、新卒採用が簡単にはできない中小企業にとって欠かせない活動です。
しかし、人事担当者の多くは質と量を満たせないという課題を抱えている傾向にあります。
応募者が集まらない上に会社が求めている人材以外からの応募が多く、本当に必要としている従業員を確保できていないのです。
採用するにあたり、それなりのコストもかかるため失敗はできないでしょう。
応募者の実力を見抜けず、採用できてもすぐにやめてしまうという問題もあります。
このような問題が発生するのは、募集と選考の手段があっていない可能性があります。
応募者のスキルと会社側が求める要件に差を埋めるために、マッチング方法をもう一度見直す必要があるでしょう。

中途採用がうまくいかない原因の一つに、採用基準が挙げられます。
その基準が明確ではないと求めている人材は見つかりません。
経営者側と現場で必要としている人材像が、ずれているということもあるのではないでしょうか。
経営陣は企業の将来を考えてチャレンジャー精神のある人材が欲しい、しかし、現場では上司の指示に素直に従っている人が欲しいというケースが少なくありません。
どちらか一方の主張だけで基準を決めると、雇用後に馴染めず早期離職につながるため要注意です。
また、基準は社内でしっかりと共有する必要があります。
人によって受け取り方が違うため、言語化をして共有をしてください。
具体的に伝え、誰が面接をしても同じ評価になることが好ましいです。
企業としてのビジョンや方針が明確になっていない場合も注意しましょう。
組織としての目標が不明瞭だと、どのような従業員が必要なのかが判断できません。
曖昧なまま雇用すると、思っていたのと違ったなど応募者、会社側どちらにもメリットがないため、まずはビジョンや方針を明確にしてください。
他にも人事担当者が抱えている課題はありますが、一つずつ見直してみてはいかがでしょうか。