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生産性の高い企業経営の特徴について

少ない要素から多くの成果を生み出すために


企業経営は生産性の高さが重要です。
近年、働き方改革が推進され業務改善の取り組みを行う企業が増えてきたため、様々な施策を考えている経営者が増えてきました。
しかし、生産性の高い企業経営とは、どのようなことを指すのかわからない経営者もいるのではないでしょうか。
定義は少ない要素から多くの成果を生み出せることを言います。
どの国、どの企業においても重要な経営課題であり、日本は今後も少子高齢化、人口減少によって労働人口が減っていくと予想されているので、会社を存続させるためには益々、生産性の高さが求められていきます。
その生産性が高い企業の特徴は事業規模や業種によって異なりますが、ITツールを導入したり、成長投資をするなど最先端の技術を取り入れている傾向にあります。
中小企業は資金力の問題があるかもしれませんが、事業規模が大きくなくても生産性の高い中小企業は設備投資など成長投資を行っていることが多いです。

特徴と種類


業種の特徴を比較すると、資本率が低くても効率よく利益を生み出せる知識集約型の情報通信業は生産性が高い傾向にあります。
また、人材が少なくても効果的に売り上げを生み出せる不動産業も高いです。
逆に、低い業種はサービス業です。
常に多くの人材が必要になり、一人当たりの付加価値額が低くなって生産性も低くなってしまうのです。
このような特徴がありますが、生産性といっても生産した量、大きさ、重さを計算する物的生産性、売上高から原材料費、外注加工費を除いて計算する付加価値生産性、付加価値生産性に資本データを加味して計算する全要素生産性などの種類があります。
他にも、労働者の数や時間に対して生産される成果の割合を示す労働生産性や、一人当たりの従業員が1時間で生み出す成果の割合を示す人時生産性、資本1単位に対して生み出す付加価値額の割合を示す資本生産性などもあります。
これらは算出方式も異なるため、何をどのように分析するのかを明確にし、目標を立てることが大切です。
目標を立てると必要な取り組みが見えてきます。
一気に改善されることはなくても、問題のある箇所を見直していく必要があります。