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従業員満足度を高める人事評価制度のあり方について

離職率に関係すること


人事は従業員満足度をチェックすることもあるのではないでしょうか。
この調査を行う企業が増えてきましたが、なぜ人事が従業員満足度に関心を持つようになったのか疑問に思うこともあるはずです。
従業員満足度はEmployee Satisfactionと言い、ESとも呼ばれます。
ESは社員が仕事、人間関係、給与、企業の方向性などの満足度を示す指標になりますが、100点になる企業はほとんどありません。
なぜなら、人それぞれ様々な思いを抱きながら働いているからです。
給与に対しては満足していないけど人間関係が良好で働きやすい、仕事が好きだけど人間関係には不満足など、いろいろな思い、考え方があり、人はよりより理想を思い描くため、100点になることはないのです。
しかし、低すぎると離職率が高まるため、ESの指標を高める工夫が必要になります。

現場を把握しよう


ESを高めるための施策にも様々ありますが、人事が行う評価制度も関係しています。
評価される側の立場は何かに対して不満があっても表には出しません。
また、逆に何も不満がなくても誤解をされたくないと考え、ポジティブな表現を下げることも多いです。
なかなか自分の本音を出せないものですが、自身をしっかりわかってくれない評価制度だという印象を与えると、不満度が高まる恐れがあります。
人事も社員のことを知らずに評価することは難しいでしょう。
会社の現状、課題、ビジョンの浸透具合、コミュニケーションが円滑に行われているかなど、様々な把握をしなければなりません。
評価制度は難しいですが従業員満足度を上げるために、まずは現状を把握することから始めてみてはいかがでしょうか。
ESが上がれば離職防止、定着率の向上につながるなどのメリットがあります。
現代では終身雇用はもう成り立っていないと理解しているため、転職に対しても肯定的です。
ここでは自分が成長できないと感じると転職を検討し始めるため、優秀な人材を手放さないようにしっかりと評価する必要があります。
離職率を低下させると、採用コスト、教育コストの削減にもつながります。