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人事が知っておきたいミスマッチ防止に効果があるRJP理論とは

ありのままの情報を提供しよう

ありのままの情報を提供しよう


雇用のミスマッチが起きると、企業に様々な影響を及ぼします。
例えば、人材不足です。
失業者が多くなると人材不足が深刻化します。
また、失業率が高い企業はイメージが悪く、人気のある企業との間に大きな差が生じ、さらに優秀な人材を獲得するのが困難になります。
できるだけ雇用のミスマッチは防ぎたいものですが、どのように対策をすると効果的なのかわからない人事も多いのではないでしょうか。
最近ではRJP理論が注目を集めています。
RJP理論とは、企業の魅力などポジティブな情報だけでなくネガティブな情報も正確に提供するという考え方です。
優秀な人材が欲しいと大げさにアピールしたり、悪い部分を隠したくなるものですが、ありのままの情報を提供することで雇用のミスマッチを防ぐことができるのです。
採用活動に悩んでいる人事はRJP理論を活用してみてはいかがでしょうか。

ネガティブな情報を伝えることは誠実さにつながる


RJP理論が雇用のミスマッチを防ぐことができる理由は、過度な期待が抑えられるからです。
人事が良いことばかり言ってしまうと必要以上に期待値が上がります。
入社するのが楽しみだと思ってもらうことは大切ですが、現実は良いことばかりではありません。
理想と現実とのギャップが大きいほど早期離職につながりやすいため、最初から期待させすぎないことが大切です。
また、雇用する前にしっかりと相性や適性を判断できるという効果があり、精度の高い採用活動ができます。
求職者も自分が会社で働く姿がイメージしやすくなるでしょう。
ネガティブなことを伝えるとマイナスなイメージを与えてしまうと思いがちですが、逆に誠実さが伝わり、自分と向き合ってくれる企業だと好印象を持たれることもあります。
応募者の数が減る可能性はありますが、採用活動はコストがかかります。
時間、お金が無駄にならないように、応募者数にこだわりすぎず、質を重視してみてください。
ネガティブな情報を提供する際は、メディアに掲載するという方法がありますが、実際に体験してもらうのも効果的です。
インターンシップや入社体験など一定期間働いてもらうと、言葉では伝わりにくいことも感じてもらえるでしょう。