株式会社ラディア

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経営に活かすポジティブ・アクションへの取り組み方とは

男女格差を是正する取り組み

男女格差を是正する取り組み


ポジティブ・アクションという言葉を聞いたことがある経営者もいるのではないでしょうか。
これは、性別の役割分担を無くし、男女格差を是正する目的とした取り組みのことです。
日本には男女雇用機会均等法が定められていますが、これは雇用機会に関する法律であり、部署や役職までは反映されていません。
そのため、女性が配置される部署が限定されていたり、管理職に就く男性社員が圧倒的に多いという企業が少なくありません。
それが当たり前に感じ、違和感を覚えていない人も多いですが、最近ではポジティブ・アクションを取り入れる経営者が増えてきました。
特に男性社員が多い企業は、男女格差によって被る不利益を無くすためにポジティブ・アクションを取り入れてみてはいかがでしょうか。

単純に女性を優遇するものではない

単純に女性を優遇するものではない

ポジティブ・アクションに取り組む上で勘違いしてはいけないポイントは、単純に女性を優遇するものではないということです。
男女関係なく、それぞれの能力がしっかりと発揮できるように平等な活躍機会を与える必要があります。
捉え方を間違えると男性社員から不満が上がったり、働く意欲を低下させる恐れがあるため注意しましょう。
具体的な取り組み方としては、まずは現状分析を行って問題点を把握することから始めます。
出産や育児を理由に退職する女性が多い、管理職など部署の男女比率などを確認してみてください。
現場の声を聞くために、社内アンケートもおすすめです。
問題点がわかったら目標や目標を達成するための取り組み方を考えていきましょう。
実際に行動に移していきますが、最初からスムーズに進むわけではありません。
新しい問題が発生したときは、再び現状を見直して改善策を考え、柔軟に対応していくことが大切です。
このように、施策を振り返って見直すのを繰り返し、効果を測定していきますが、うまくいかなかった原因だけでなく、うまくいった理由も把握していくと目標達成に近づいていきます。
ポジティブ・アクションへの取り組みは、企業のイメージアップにつながり、経営に良い影響を与えます。
魅力的な企業を作るために、ポジティブ・アクションを取り入れてみてはいかがでしょうか。