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人事が知っておきたいエンプロイアビリティとは

今後必要になる雇われる力

今後必要になる雇われる力


安定的な労働力を確保するために終身雇用制度が導入されましたが、それも今では厳しい状況になりつつあります。
終身雇用の崩壊に危機感を抱いている従業員もいますが、中にはその環境に慣れてしまい、働くモチベーションが低下している人も少なくありません。
そのような状況は経営にもあまり良い影響を与えないため、人事は改善するための施策を考える必要があります。
最近では、エンプロイアビリティ向上に取り組む企業も増えてきました。
これは、雇われる力です。
従業員はもちろん、人事など雇用する側にとってもエンプロイアビリティへの取り組みは大きなメリットがあります。
エンプロイアビリティについて知り、メリットを最大限に活かす取り組みを行ってみてはいかがでしょうか。

企業側のメリットと注意点

企業側のメリットと注意点

エンプロイアビリティを高めると得られるメリットは様々ありますが、一つは従業員の能力開発につながり、キャリアアップのために意欲的にスキル向上に取り組むようになることです。
リストラなど将来の不安を和らげるだけでなく、労働に対するモチベーションアップになり、結果的に生産性の向上にも繋がっていくのです。
また、優秀な人材が確保しやすくなるというのもメリットとして挙げられます。
終身雇用が当たり前の時代では、一度入社したら定年まで同じ会社で勤め上げるという意識がありましたが、今ではその価値観も薄く、キャリアアップのために転職する人も増えています。
エンプロイアビリティの育成に力を入れているとアピールすれば、成長意欲が高く、優秀な人材が集まりやすくなるでしょう。
採用活動にも影響を与えるため、人事にとって重要な取り組みだと言えますが、逆に優秀な人材の流出につながるリスクもあるため注意が必要です。
今の条件が見合っていない場合は、さらにより良い条件を求めて転職する可能性があります。
これを回避するために、ここで働き続けたいと思ってもらえる取り組みを行わなければなりません。
現在はエンプロイアビリティを高められる職場はまだ少ないため、従業員に自社が魅力的に感じてもらえるよう、ビジネスパーソンとして価値を高めるための学習環境や制度の整備、要件の明確化や開示などの施策を講じましょう。