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経営におけるミドルリーダーの重要性とは

企業の経営をより良くするために


企業の経営をより良くするために、企業文化や風土を見直すことがあります。
事業について考えることはありますが、企業文化や風土については普段考えることは少ないかもしれません。
しかし、現代では企業文化や風土について考えることはとても重要です。
その理由は、日々の業務から長期的な事業戦略まで、実務面に大きな影響を与えるからです。
アメリカの企業では、企業文化は事業戦略と同じくらい重要、文化のない企業は大きな業績につながらないという意見に同意しています。
経営を良くするために、企業の文化や風土をどのように見直すべきかについて考える必要があるでしょう。
日本の企業の多くは、ヒエラルキー型と呼ばれる縦型の組織構成です。
機能ごとに組織がつくられ、縦割りでつくられています。
メリットは、機能や責任、指揮命令系統がわかりやすいことです。
しかし、リーダーが何らかのトラブルで不在になったとき、指揮命令をする人がいなくなります。
メンバーは動揺し、業務も混乱して進まなくなるでしょう。
その際に活躍するのがミドルリーダーです。

横との連携を強化させる


リーダーが不在になったとき、代理のリーダーをあえて立てずに現場のミドルリーダーに任せると、決められた役割で業務をしていた本人は戸惑います。
しかし、プロジェクトを進めるために、これまでリーダーに相談していたことをミドルリーダー同士で相談するようになるのです。
その結果、ミドルリーダー同士のコミュニケーションが活発になり、定期的にミドルリーダー同士が集まって、積極的に周囲に情報を発信するようになります。
さらに、トラブルや問題はチーム内で解決しようとするのではなく、所属部署の上司や同僚に相談するようになり、横との連携を強くできます。
縦型のヒエラルキー型から、横との連携も行うマトリックス型の組織へと変わっていくはずです。
マトリックス型のメリットは、状況に応じてプロジェクトメンバーを柔軟に任命し、稼働させることができる点です。
急遽プロジェクトリーダーが不在になったときは、ミドルリーダーにプロジェクトを任せてみてはいかがでしょうか。