株式会社ラディア

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経営における人材の育成

経営と人材育成の関係性


経営の目的は、商品やサービスを生産し、それを基にして利益を上げるだけありません。
企業の経営状態を良好に保つためには、人材育成も重要な役割として挙げられます。
いくら今の会社の状態が良くても、将来的に優秀な人材がいなくなってしまうと、経営は縮小してしまうでしょう。
それを防ぐためには次世代のリーダーとして優秀な人材を育てなければなりません。
人材育成は、短期間ではできないので、長期的なスパンで取り組むことが重要です。

人材育成のプロセスとは


人材育成のプロセスは、まずゴールを設定することです。
ここで言うゴールとは、自分の会社をどのような状態にしたいかということです。
ゴールを踏まえて、どういう人材をいつまでに育てるかを具体的に考えます。
海外で事業を展開したいという目標があれば、ある程度のタフさを持つ人材を候補として挙げ、必要な語学の修得をサポートするなどが考えられます。
ゴールが見えたら、候補者を選抜する段階に入ります。
候補者が社内で見つからない場合には中途採用なども検討しましょう。
候補者が見つかったら、次はいよいよ育成に入ります。
研修を実施するだけでなく、様々な経験を積んでもらうために候補者の成長に繋がることを見込んだ部署移動や海外への派遣なども検討しましょう。
候補者の様子を常に観察し、結果や評価などを鑑みながら候補者を入れ替えることも必要になります。
こうしたことを長期に渡って繰り返しながら次世代のリーダーとなる人材育成にあたります。
しかし、日本の企業ではなかなかこうした人材育成は上手くいっていないのが現状です。
その原因に、候補者を選抜することへの抵抗感が挙げられます。
新卒一括採用や年功序列などの風習により、横並びが重視される日本社会ではなかなか思い切って優秀な人材を選抜することに踏み切れない問題があるようです。
こうした葛藤を乗り越えて人材を育成するために、まずは経営者自身が人材育成に大きく関与し、その重要性を示していくことが求められるでしょう。