株式会社ラディア

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従業員に経営理念を浸透させる方法とは

従業員に経営理念を浸透させることの意味


企業として経営理念を掲げているにしても、実際に従業員に浸透しているかは別問題です。
実はあまり従業員に経営理念が浸透していない可能性もあります。
日常の行動や判断が同じ方向を向き、企業としての社風や雰囲気が定まって社外の利害関係者から信頼される理由にもなります。
問題となるのはどう従業員に経営理念を浸透させるかです。
注意点となるのは経営者側から一方的に経営理念を発信しても浸透効果が薄いことです。
日常業務のなかで経営理念を従業員に伝える必要があります。
従業員が質問をしてきたときに経営者の考えを理解してもらうためにあえて答えを伝えずに考え方を伝えるのが効果的です。
また、面談や昼食時などにそれぞれの従業員の考えを聞いたうえで経営者の判断基準を述べることでも経営理念は浸透しやすいです。
人事評価制度に経営理念を盛り込むのもひとつの方法となります。
従業員が自分のこととして経営理念をとらえてもらえるのがメリットです。
経営理念に沿った行動や日常業務を行うことを従業員に意識してもらうのも狙いのひとつです。

伝える側が経営理念を理解していない


さまざまな工夫をこらしても経営理念を従業員に浸透しないのは伝える側に問題があるかもしれません。伝える側が理解してかつ覚えやすい言葉でないと、日常業務の中で従業員に伝えるのは難しいです。
経営理念を従業員が理解することを特別なこととせず、日常業務の中で当たり前の仕組みを確立するのが望ましいです。
日常の行動や判断に一貫性を持たせて業績を変えていくために、従業員に経営理念を浸透させるのが効果的となります。
すぐには効果を発揮しないかもしれないものの、経営理念を従業員に浸透させるための対策はしていかないといけません。
従業員が経営理念を目にしているから時間が経てばしっかり覚えていくと思うのは早計です。