株式会社ラディア

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社員のモチベーションを高めるインセンティブ制度を導入した経営とは

モチベーションを上げるために


社員のモチベーションの低下は、経営に悪影響であるため改善が必要です。
しかし、研修をしてもなかなか効果が得られないことも少なくありません。
その場合は、インセンティブ制度を設けてみるのも一つの方法です。
歩合制やボーナスを支給するなど成果報酬のイメージが強いですが、金銭報酬は不満の原因になりやすく、持続的に向上させるのは難しいため注意してください。
では、どのような内容であれば効率的に向上させられるのでしょうか。
一つは、社内ポイントです。
ベネフィット・ワンは独自の社内ポイントを設けており、プロセスや社員同士で評価する仕組みを作っています。
これはお金では評価しきれない小さな動きや貢献も評価でき、従業員の承認欲求を満たすことができます。
貯まったポイントは20000もあるアイテムから好きなものと交換ができるそうです。

大切なこととは


従業員同士で成果給を贈り合い、賞賛、承認しあう文化を作っている会社もあります。
これは見落とされがちな出来事に対して、感謝や賞賛し合うと同時に一定額の金銭を贈りあえるものです。
一番多く受け取った人、一番多く送った人は表彰されます。
これによって、仕事を見てくれているという感覚が醸成され、社内満足度も90%近くまで上がったそうです。
他にも様々なインセンティブ制度がありますが、大切なことはミドルパフォーマーが対象のメインになり、プロセスや努力の評価、社員の承認欲求を満たすことがポイントになります。
ミドルパフォーマーに焦点を当てる目的は、努力しているのに成果が上がらないという人のやる気を引き出して、組織全体の底上げを図るためです。
また、経営のための売り上げや利益率は成果の指標にしやすいですが、従業員に期待するものは他にもあります。
例えば、チームワーク、部下の育成などです。
結果に至るまでの行動を紐付けると、モチベーションアップにつながります。
インセンティブ制度を設けたからといって、必ず経営が成功するというわけではありません。
しかし、様々な方法を実践したけどモチベーションの向上につながらなかったという場合は、検討してみてもいいかもしれません。