株式会社ラディア

  1. TOP
  2. 経営と組織の改善のために
  3. 多様化する人事評価制度の課題点とは

多様化する人事評価制度の課題点とは

問題を知り解決方法を考えよう


企業における人事評価制度は従業員を評点し、昇進、昇給などの待遇に反映させるものですが、課題点もあります。
人事評価制度を意識している従業員が多いため、方法を間違えるとモチベーションの低下や離職といった問題に繋がってしまうのです。
課題点を理解した上で、適切な仕組みづくりに取り組みましょう。
一つは、長期スパンであることです。
企業によって実施するタイミングは異なりますが、四半期ごとや半年ごとなどある程度、期間を設けているケースが多いのではないでしょうか。
しかし、担当者も記憶を遡らなければならないため、アセスメントに時間がかかってしまい、直近の成果だけ反映されがちです。
これを解決するために、リアルタイムでの実施を行ってみてはいかがでしょうか。
常にフィードバックなどを行い、その情報を評点に反映させると良いでしょう。

モチベーションを高める工夫


担当者によって基準が異なることも課題点として挙げられます。
人それぞれ価値観や感じ方、捉え方が異なりますが、担当者によってアセスメントの仕方が異なると、社員の不満度を高めることになるでしょう。
モチベーションの低下を招くことのないよう、360度の方向から判断することが大切です。
例えば、上司の意見だけでなく複数のチームメンバーの意見を統合して決定するなどです。
従業員同士で成果給を与え合うことができるピアボーナスを取り入れることも、一つの方法だと言えます。
これは難しいものではなく、日頃の感謝を伝えあったり、小額のボーナスを支給したりするのです。
ピアボーナスのツールがあるため、導入してみてください。
業務以外でも会社に貢献した時、他チームの活動に貢献した時、自分の仕事を手伝ってくれた時に報酬を贈りあうことで、数字に直結しにくい仕事をしている社員の成果を目に見える形で評価することができます。
普段から褒められることがあると自信が得られ、やりがいを持って仕事ができるようになるでしょう。
他にも様々な人事評価制度があります。
ただ数字で昇格、昇給することを判定するのではなく、社員の成長を促すために工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか。