社員の能力などを見極めることも人事の仕事です。
評価結果は給与に影響を与えるため、従業員にとっても重要なものです。
また、伝え方を少し間違えると理解度や納得度に差が出てしまうため評価コメントにも注意してください。
しかし、どのようにな評価コメントが適切なのかわからない人もいるでしょう。
従業員にしっかりと理解してもらえるようにポイントを知り、参考にしてみてください。
まず、部下に対しては正確で客観性が求められます。
部下を何人も抱えていると、好き嫌いが出ることもありますが、平等な基準を作ることが大切です。
目標の達成度について、結果を分析したり取り組み方、チームワークへの貢献に対してもしっかりと観察してフィードバックするのも効果的です。
日頃から観察していなければ気がつかないこともたくさんあるため、人事の観察力も求められます。

上司の評価コメントについても客観性が求められるため、平等な基準を作って採点しましょう。
ポイントは部下がどのくらい目標を達成できたのかです。
また、その成果を上げるための行動の仕方、チーム内での働き方も見極める点です。
さらに、部下の動きだけでなく目に見えにくい努力もしっかり採点すべきです。
企画やマーケティング部門では、データ調査や分析、企画の立ち上げの実績に対して記載するといいでしょう。
数字で判断ができないこともあるため、その場合はプロジェクト内で何がったのかをフィードバックします。
部門的にチームでの仕事が多いため、業務内容によって結果の現れ方が異なりますが、見えにくいことも内容を見てしっかり見極めなければなりません。
営業と異なり結果が全て数値で表れるものではないため、フィードバックがしにくいでしょう。
簡単ではありませんがロジックが求められる部門であるため、人事もロジックで判断してください。
事務職も成果が見えにくいため、従業員が普段どのような業務をこなしているのかチェックしましょう。
日頃から社員を見ていれば細かい変化に気がつくことができ、点をつけるポイントが見えてきます。