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経営における目標設定に活用できるマンダラートとは

曼荼羅模様を活用した技法とは


人事担当者はマンダラートという技法を聞いたこともあるのではないでしょうか。
これはマンダラチャートとも呼ばれることがある経営目標を達成するために役立つ技法です。
名前を聞くと仏教に登場する曼荼羅をイメージするでしょう。
曼荼羅模様に由来するもので曼荼羅とアートを組み合わせた造語でもあるのです。
曼荼羅模様は宇宙のように円を描いたもので、円には完全、円満という意味があることから聖域や仏の悟りの境地、仏像、シンボル、文字を用いて視覚的に、象徴的に表したものだとされており、それを活用したマンダラートは曼荼羅模様のようにマス目を作って、そのマス目にアイデアを書き込んでいきます。
そうすることでアイデアが整理されたり拡大して、思考を深めていける技法であるため、注目を集めているのです。
特別な道具は必要なく、紙とペンがあれば簡単にできます。
経営目標を達成するために、人事はこの技法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

方法はとても簡単


マンダラートのやり方を知っておきましょう。
まずは紙に縦と横を3マスずつ書いて合計9個のマス目を書いてください。
その中心の目に経営目標など思考や発想を深めたいものを書き込み、その周辺のマスに関連した語句を記入していきます。
この時、考え込むのではなく、思いつくままに書き進めて問題はありません。
9個のマスが全て埋まったら、中心に書いたもの以外の目から1つを選んで、そこに書かれている語句を中心に新しくマンダラチャートを作っていきましょう。
これを何度も反復することで思考が深まっていくという仕組みです。
たとえば、人事の仕事の一つである中途採用を目標に設定しマス目の中心に配置させると、内定数や応募数、書類選考通過数、面接通過数、採用手法の検討、人材要件定義などの語句を当てはめて、それをどんどん深掘りしていくとアイデアの量が増えるかもしれません。
アイデアのブラッシュアップができたり、意見の共有、新しい組み合わせなどが生まれるでしょう。
このように、問題意識に対してそれを実現するために必要な具体的なアクションが見えてきます。
思考漏れも防げるため上手に活用してみてはいかがでしょうか。