株式会社ラディア

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人事に求められる資質とは

《口が軽い人は注意》


人事という役職に就いたものの、自分にはその資質がないのではないかと思っている人もいるのではないでしょうか。
なかなか思うような成果が出ないときには、自分は向いていないと自信をなくしてしまうものです。
また、これまで営業がメインの仕事をしており、人事に求められるものが何なのかわからない人もいるでしょう。
求められる資質は主に3つです。
一つは、口が固い人が挙げられます。
人事は従業員の個人情報を扱うため、外部に情報が漏れるようなことがあると、企業に対する不信感が募ります。
また、社内での人間関係が悪くなる可能性もあるでしょう。
誰も聞いていないと思っても、誰かに聞かれているかもしれないと思うことが大切です。
何があっても情報漏洩は許されるものではないため、人事は口が堅い人にあっていると言えます。

《社員のことをしっかり考えられる人》


二つ目は顧客視点がある人です。
人事は裏方の仕事がメインだというイメージがありますが、顧客になるのは社員全員です。
企業が求めている人材を選び、採用することが人事の役割ですが、従業員が働きやすいと感じる環境やサービスを提供するための労務管理、従業員の能力を開発するための育成、教育を実施する役割もあります。
間違った視点を持っていると、これらの役割を果たすことができません。
三つ目は目立ちたがり屋ではない人です。
企業に与える影響はとても大きいため、目立ちたがり屋の方が従業員をうまく惹きつけられると思っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、目立ちたがり屋の人は、こんなにたくさん企画した、参加率を上げようと押し付けてしまうことがあります。
顧客が望んでいるものを考えて提案することは間違っていませんが、望んでいない提案ばかりをして押し付けてしまうのは逆効果です。
また、無理に参加率を上げようとしても、参加率が少ないのは社員の関心が低いからであり、無理に押し付けても無意味な企画となります。
これらの資質がないからといって人事ができないというわけではありません。
取り組み方や考え方次第で業務をこなしていけるため、厳しいこともありますが行うべきことをしっかり行っていきましょう。